出前授業(高岡天下溝)
12月12日(木)、4年生が天下溝について学習しました。講師として高岡在住の天下溝に詳しい地域の方に来ていただきました。講師先生からは、高岡が300年以上前は青野が原と呼ばれた野原だったこと、江戸時代に米の収量を増やすために開墾が始まったこと、水を確保するためにため池やため池から水をひく用水路が作られたこと、その先頭に立って指揮をとったのが大久保喜一郎(高岡稲荷神社に銅像あり)であったことなどを詳しく教えていただきました。
子どもたちは、加西市の了徳寺池から高岡へ水をひくために作られた天下溝以外にも多可町の糀屋ダムや加西市の普光寺川からも水をひいていることを知り、驚いていました。さらに、田への水を確保するために多くの井戸が作られたこと、井戸の水を汲みだすために「はねつるべ」という道具が使われていたことなどを知りました。
今回の学習を通して、水の大切さ、先人の知恵と苦労、それを引き継ぐ人々の努力等を実感できた時間となりました。講師先生ありがとうございました。