令和6年度 児童の様子
全校授業 8月の詩「夕だち」
7月18日(木)、毎月定例の全校生による詩の授業を行いました。今月の詩は、村野四郎さんの「夕だち」です。この詩と出会った子どもたちが最初に注目したのは、夕だちの激しさを表す言葉です。「空のおさらをひっくりかえしたようだ」「雨はどうどう」「ぼくの頭からせなかのほうへ滝のように流れおちた」など、比喩表現を使って夕だちの雨の激しさを表現していることに気づきました。次に注目したのは、ぼくの行動を表す言葉です。「けれども、ぼくはおどろかない へいきだ」「帽子もかぶらず まるはだかだ」「あわてる人々をながめながら ゆうゆうと道を歩いてきた」「夕立ちを飲んでやった」など、ぼくの強気の言葉から、子どもは、「ぼくはぼくのままでいい。ぼくはこれからも自分の決めた道を自分らしく歩いていくぞ」という決意が込められているのではないかと考えました。この詩をどう読むのかは読み手の自由です。子どもの自由で多様な発想を大切にしたいと思いました。また、この詩は、読み方が工夫できます。夕だちに人々があわてて走っている様子や叫んでいる様子は、読む速さや声の大きさを変えてもおもしろいです。この詩は夏休み中に暗唱し、9月に聞くことになっています。ぜひとも朗読読みにチャレンジしてほしいものです。
挑戦!前進!校内水泳記録会(6年生)
6月17日(水)、校内水泳記録会を行いました。6年生がこれまでの自分の記録に挑戦しました。「1秒でも速く、1mでも長く」を目指して頑張りました。プールサイドには、1年生や4年生が応援に駆けつけてくれました。応援の後押しがあってか、どの子どもも全力を出し切って泳ぎました。泳ぎ切った6年生の表情は、記録を更新した喜びと満足感にあふれていました。6年生の皆さん、学級目標どおりまた1歩前進できましたね。
成長~新しい自分に出会えた自然学校~(5年生)
7月12日(金)~16日(火)の4泊5日の日程で、滝野連合(滝野南小・滝野東小合同)の5年生は、国立淡路青少年の家で自然学校を実施しました。途中雨が降ることもありましたが、予定どおりプログラムを実施することができました。10班編制の生活班はすべて両校の子どもが交流できるように編成しました。1日目こそ学校ごとに固まることがありましたが、2日目以降から会話が増え、3日目の野外炊飯のときには、火起こし、野菜切り、お米洗いなどの分担を話し合って決め、両校の子どもが協力し合ってカレーをつくりました。4日目午後のスタンツ練習では、何をするのかを決定するまでは時間がかかりましたが、ひと度決まると意見を出し合って完成度を高めていきました。その日の夜のキャンドルサービスでは、どの班も笑顔でスタンツが紹介できました。最後に、リーダーからのメッセージで涙を流しました。5日目の最終日には、自然学校の振り返りを行いました。自分たちの5日間の成長を曲線で表しました。班ごとに多少の凸凹はあるものの、最終的にはどの班も右肩あがりの成長曲線をえがくことができました。子どもたち一人ひとりが成長を実感できた自然学校になりました。
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
命を守る着衣水泳
6月12日(金)の4時間目に3・4年生が、5時間目に1・2年生が着衣水泳をしました。(※5・6年生は7月7日に実施済)着衣水泳は、衣服を身に着けたままプールで浮く訓練をすることで、水の事故から身を守るための学習です。いざというときには、呼吸を確保し救助されるまで浮き続けることが求められます。そのためは、下の写真のように、自然な呼吸が持続できる「背浮き」が適しています。また、背浮きを補助する身近な道具として、ペットボトルがあります。子どもたちは、あらかじめ用意したペットボトルを抱えるように持って浮く体験をしました。今日の学習が役立つことはあってはならないことですが、知っておくことは大切なことです。命を守る方法を学ぶことができました。
5年生との温かなつながりを演出したてるてる坊主
7月11日(木)の朝、5年生の教室の黒板には、先日の集会で書いたてるてる坊主がはってありました。「ともだちたくさんつくってね!」「自然学校、楽しんできてください。晴れたらいいね。」など、南っ子一人ひとりの思いのこもったメッセージは、温かい気持ちとともに5年生の心に届くことでしょう。今回、5年生との温かなつながりを演出してくれたのは6年生です。6年生の優しい行動は、南っ子のよき伝統として引き継がれていくことでしょう。